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コロナウイルスについて思うこと

公開日2020.5.31

更新日2020.5.31

どうもこんにちは。恵比寿ブライトスキンクリニックの菅間です。今日は医療脱毛とは全く関係ありませんが、世界中を騒がせたコロナウイルスについて思う事を語ってみようと思います。

新型ってなに?

新型コロナウイルスというとなんだか全く新しい未知のウイルスが人類に感染し始めたかのようですが、コロナウイルスというのは毎年流行する風邪の一種でありふれたウイルスです。何が新型かというと、人間にとって新型という事です。

実は私は学生の頃は公衆衛生学の道に進もうと考えていたこともあり、2006年に海外の大学で鳥インフルエンザについて講演を行った事があるため、新型ウイルスの発生について少しかじった程度の知識があります。

まずは新型ウイルスがどういう過程で発生するかについて説明します。

おそらく多くはこれから説明するような経緯で発生すると言われています。自分の専門範囲ではないので多少間違っていたらごめんなさい。

コウモリから人間に感染はしない

インフルエンザにしてもコロナウイルスにしてもそうですが、その動物ごとにそれぞれの型があります。

例えばヒトにはヒトインフルエンザ、鳥には鳥インフルエンザ、クジラにはクジラインフルエンザがあります。そして通常、それぞれのウイルスはその動物特有のレセプターを介して感染します。(図1、2)

なので、図の宿主Aのウイルスが人に感染することは通常は起こりません。(図3)

それではなぜ今回のコウモリ由来のコロナウイルスがヒトに感染し始めたのでしょうか?

コウモリと人間の間に何かがある

ここに中間宿主Bが登場します。中間宿主Bはなんと人と宿主Aの両方のウイルスに感染することができます。(図4)

この中間宿主Bがたまたま両方のウイルスに同時に感染し、体内に両方のウイルスが存在する状態ができたとします。(図5)

すると同じ種類のウイルスは遺伝子交雑を起こし、お互いの情報を取り換えて新しいウイルスが誕生します。(図6)

この遺伝子を交換する過程は無限にパターンがあると思うのですが、その中の一つでヒトのレセプターに結合するための遺伝情報が宿主Aのウイルスに入り込むことで、ヒトに感染できる宿主Aのウイルスが完成します。

これが新型ウイルスです。(図7)宿主A由来のウイルスは、それに対して全く免疫を持たないヒトの間で次々と感染していきます。(図8)

センザンコウが犯人?

鳥インフルエンザはこの宿主Aが鳥で、中間宿主Bが豚だったと言われており、新型コロナウイルスは宿主Aがコウモリで中間宿主Bがセンザンコウじゃないかって言われていますね。

こんな仕組みでウイルスが誕生するので、今までもこれからも新型ウイルスって次々に出てくるというわけです。

マスクはあなたを守るだけじゃない。医療機関も守っている。

1918年~1920年にパンデミックを起こした新型インフルエンザウイルス、いわゆるスペイン風邪は全世界で5000万人の死者を出したと言われています。

この時代ですら全世界に広がったのから、グローバル化が進んだ現代はあっという間でした。他人と干渉せずに生活するなど不可能なので、パンデミックを止めるというのは現実的ではありません。最終的には数年かけて集団免疫ができるのだと思います。

しかしマスクなどで感染予防して少しでも感染の確率を下げれば、患者の爆発的な増加を防ぎ、医療機関が受診者でパンクするのを防ぐことができます。(図9)

またワクチンができるまでの時間稼ぎもできます。要するに感染予防をするということは、個人が感染しないようにという意味もちろんあるかもしれませんが、感染拡大のスピードを下げるという公衆衛生学的な側面が大きいと思います。

またさきほどのスペイン風邪との比較ですが、新型コロナウイルスによる死者は60代以上に集中したのに比べ、実はスペイン風邪による死者は若年層に集中しました。これはそれよりさらに過去に別の似た型のウイルスのパンデミックが起こっており、ある年齢以上の層が集団免疫を獲得していたからだと考えられています。

そう考えると、今回のパンデミックはやがて来るさらなるパンデミックを防ぎうる、もしかしたら人類の歴史上の必要悪なのかもしれないと思ってしまいます。ヒトの抗体とウイルスの歴史は常にいたちごっこですからね。ただ今の人類にはワクチンという武器がありますが。

新型コロナウイルスがパンデミックになった

今回の新型コロナウイルスがパンデミックを起こしてしまった原因として、不顕性感染(細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,感染症状を発症していない状態)の多さが言えます。

感染症というものは通常、症状が強く致死率が高いほど、宿主が死んでしまったり症状が分かり易く隔離しやすかったりするので、大きなパンデミックにはなりにくいです。(図10)

たとえばSARSやエボラウイルスがそうです。その点コロナウイルスは、致死率は意外と高くないが従来のウイルスよりも少し致死率が高い、という事でこのような事態になったのですね。近年だと2009年の新型インフルエンザでは全世界で50万人が亡くなりましたが、もしかしたらそれを上回るかもしれません。

新しい生活様式を取り入れるなんて言っていますが、早くワクチンや治療薬が開発されて今まで通りの普通の生活を楽しめるようになるといいですね。

ただ今回のコロナ自粛の件で実はテレワークで十分だった仕事がはっきりしたり、オンライン診療が解禁されたり、いい事もあったと思います。多くの会社員が平日の朝のほとんど同じ時間に満員電車で出社して、土日祝日はレジャーでどこ行っても混雑している、といった事はこの機会にどの会社もやめたらいいのになと個人的には思います。

専門家でもないのに偉そうに語ってしまいました。脱毛クリニックとはほとんど関係ない内容ですが、脱毛の話だけじゃ面白くないのでこういった記事も書いていきたいと考えています。

今後とも医療脱毛の恵比寿ブライトスキンクリニックをよろしくお願いいたします。